Jazz/Nu Jazz :


KILLER BONG / MOSCOW DUB

マソ山さん主宰のecrn award 2006にて、めでたく総合1位を獲得した1枚。日本のアンダーグラウンド・シーンからこんなに刺激的な物が出ていたとは全く知りませんでした。ヒジョーに素晴らしいと思います。フガフガ。

ねっとりとしたダブのリズムに絡み付くフリージャズの狂騒。そのイカれた音は、ひとつのカタマリとなって脳天を直撃する。ドスが効いてるのよね。ドス、ドス、ってね。

MoscowDubMoscowDub
KILLER BONG


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KILLER BONG(キラーボング)とはいったい何者なのか。K-BOMB、LORDPUFF、PLANTASIAなど数々の名義を持つらしいが、どれも全く知らん。さすがアンダーグラウンドである。しかしこのアルバムを聞く限り、ただ者ではなさそうだ。ちなみにアートワークも手がけるらしく、特設サイトにて閲覧出来る平面コラージュ作品は、ひと昔前にありがちであった作風ではあるけれども、やはり僕はこういうの好きだ。若さもあって、創作衝動に溢れてるよね。

そもそもダブってジャンル自体がそうなのかもしれないけれども、コラージュの感覚なのですね。で、このアルバムの気持ち良さっていうのは、コラージュの仕方に迷いが無いっていうね。ここを切り取って、ここに貼っつけて、って考える前に、感覚でやっちゃう。そういう思い切りの良さが出てると思う。コラージュ作品を見て、僕はそう思いました。

関連:試聴(CISCO RECORDS)試聴(DISC UNION)
   特設サイト(試聴・本の紹介も)

こちらがコラージュ本。インド滞在中に作ったものだとか。
BLACK BOOKBLACK BOOK
KILLER BONG


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投稿者 山やま : February 01, 2007 | コメント (5) | トラックバック (4) | ▲page top

Skalpel / Konfusion

ポーランドの2人組。ポーランドのジャズレコードのみをサンプリングして曲を作るというスタイルで話題になっているんだそうです。ニンジャチューンからのリリースとなりますが、かなりジャズ度高め。同レーベルのシネマティック・オーケストラに近い存在かもしれません。フリー・ジャズやアブストラクトの持つ、スリリングでスモーキーな空気感がなんともハードボイルド。生音を中心にしたブレイクスですので電子音に飽き気味のあなたもお気に召す事でしょう。

KonfusionKonfusion
Skalpel


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この渋さとカッコよさのバランス、モダンとトラディショナルのバランスこそが、いわゆるニュー・ジャズの肝だと思う。「伊達」な音とでも言いますか。
関連:試聴(CISCO RECORDS)
ブログ内リンク:Cinematic Orchestra / Everyday

投稿者 山やま : December 01, 2006 | コメント (0) | トラックバック (2) | ▲page top

St Germain / Tourist

TouristTourist
Saint Germain


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投稿者 山やま : November 17, 2006 | コメント (2) | トラックバック (33) | ▲page top

Madlib / Shades of Blue

数々の変名を使い分け次々と作品をリリースするマッドリブ。いずれの名義においても“ジャジーなヒップホップ”という基本とモタモタした独特のドラミングは変わらないといっていいだろう。そんな彼の作品中でもジャジーな側面が現れた名盤と言えるのが03年リリースの本作。ジャズの名門ブルーノート・レーベルの音源を自由に使用していいよという許可のもと制作された1枚だ。

Shades of BlueShades of Blue
Madlib


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関連:試聴(CISCO RECORDS)
ブログ内リンク:Quasimoto / The Further Adventures of Lord Quas
        Sound Directions / Funky Side of Life
        DJ Rels / Theme for a Broken Soul
        Madlib / Beat Konducta Vol.1-2
        Yesterday's New Quintet / Stevie

投稿者 山やま : October 31, 2006 | コメント (329) | トラックバック (17) | ▲page top

Marlena Shaw / Who is this Bitch, Anyway?

これは殿堂入りクラスの名盤。堂々たるジャケットからして只ならぬ風格が漂ってますよね。マリーナ・ショウといえばこのアルバム。というくらいの名作だそうです。74年作(うひゃ僕の生まれる前だ)。
ツタヤのジャズコーナーで存在を知ったのですが、ジャズというよりはフリー・ソウルと言ってしまったほうが雰囲気が伝わるかもしれません(実際にフリー・ソウル・シリーズも出ていますね)。なんたってマリーナのボーカルが素晴らしい。バックを固める演奏もリズミカルであったり心地よかったりと非常にタイトでキビキビしており素晴らしい。

Marlena Shawフー・イズ・ジス・ビッチ・エニウェイ
マリーナ・ショウ


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冒頭3分程の男女の会話シーンから曲に入っていくあたりは当時としては斬新であった事を思わせます。そんな当時の瑞々しさが、そして音楽のたのしさが、30年経った今でも色褪せる事なく、いやむしろ今だからこそより輝いてわたしたちの胸に届きます。
哀愁味に満ちたメロディーは、これからの秋の季節、黄昏れ時にぴったり。真っ赤な夕日と対峙して胸がいっぱいになるように、ああ音楽っていいなぁと胸がいっぱいになる。そんな魅力に溢れています。

投稿者 山やま : October 26, 2006 | コメント (2) | トラックバック (0) | ▲page top

As One / Celestial Soul

ミニマル・テック・ジャズ。

Celestial SoulCelestial Soul
As One


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投稿者 山やま : September 24, 2006 | コメント (0) | トラックバック (2) | ▲page top

BEADY BELLE / CEWBEAGAPPIC

ノルウェーを代表するフューチャー・ジャズ・レーベルJAZZLAND。エレクトロニクスとジャズの可能性を追求する同レーベルの中で最もポップなユニットがこのビーディ・ベル。前作「HOME」は多くの人にアピールするであろうポップさと洗練されたクラブサウンドで、世のお洒落さんを虜にする好盤でした。2年ぶりとなる今作は前作とはうって変わり、アーティスティックな側面をぐっと押し出したものとなりました。

CewbeagappicCewbeagappic
Beady Belle


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落ち着いたトーンで、贅肉をそぎ落としたシンプルなサウンド。上品で洗練された雰囲気はより強調されており、アーバンな大人のひとときを演出してくれるでしょう。ブッゲも参加しており、彼の作品が好きな人にもおすすめ出来る内容です。
取って付けたようなボーナストラックだけが余計でしたね。
関連:試聴(オフィシャルサイト)
ブログ内リンク:BEADY BELLE / HOME

投稿者 山やま : September 17, 2006 | コメント (0) | トラックバック (0) | ▲page top

Sleep Walker / THE VOYAGE

生演奏によるクラブ・ジャズ。ダンスミュージックとジャズの融合。…彼らを紹介するのに、そんな表現はもはや陳腐であろう。クラブ・ジャズという括りが単にお洒落系という意味しか持たなくなってしまった今となっては、このバンドが持つ魅力をその一言で伝えるのは相応しくない。

かつてのクラブ・ジャズが持っていた熱気。才能が才能を呼び、時代を切り開くという気概が存在し、またそこに携わる人たちの高揚感が我々をも熱狂させた。しかしそれが一つのジャンルとして認知されると、たちまち形式化してしまう。“センスの良い”事は、その言葉だけが先行し、お洒落という名のもとに表面をなぞるだけのものとなってしまった。そうして量産される音楽は、洗練されていて非常に耳障りが良い。が、届かない。僕のアドレナリンを刺激するかつてのクラブ・ジャズとは別物なのだ。

そのような中、クラブ・ジャズから出発しつつも今もっともエキサイティングなジャズ・バンドであり現代において男気と熱気溢れるジャズを体現しているのが、スリープ・ウォーカーではないだろうか。メンバーは元モンド・グロッソの中村雅人(sax)、吉澤はじめ(piano)に加え、ジャズ畑から藤井伸昭(ds)、池田潔(b)の4人。

THE VOYAGETHE VOYAGE
SLEEP WALKER


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傑作1stアルバム「Sleep Walker」に続く、待望の2ndアルバムが3年ぶりにリリースされた。ベースのメンバーが代わり、ゲストとしてベンベ・セグエとユキミ・ナガノが各1曲でVo参加。そしてラスト曲「THE VOYAGE」ではスピリチュアル・ジャズ界の大御所、ファラオ・サンダースが中村とサックス競演。
という前情報を耳にし、ミーハーな感じになってしまわないかしら、との不安もあった。そのためか最初はいまいちピンと来なかったが、音量を上げて数回聴くうちに馴染んできて色々な音が聴こえるようになった。彼らいちばんの魅力であるスリリングな演奏は基本的に変わらず、より幅が拡がった。中村のサックスはよりフリーに、吉澤のピアノは非常にアグレッシブに。そして藤井伸昭によるドラムが変幻自在に腰を据える。ファラオ翁との饗宴「THE VOYAGE」は日本におけるスピリチュアル・ジャズの名曲として語り継がれるであろう。どの曲も、熱気に溢れている。熱い。暑苦しい。全然お洒落じゃないよこんなの。でもカッコイイ。男の子はこういうの聴かないと。汗かかないと。
関連:試聴(CISCO RECORDS)
   SLEEP WALKER公式サイト
ブログ内リンク:SLEEP WALKER / SLEEP WALKER

投稿者 山やま : July 26, 2006 | コメント (1) | トラックバック (39) | ▲page top

RASA / The Unkinighted Nations

変名の多い人たちである。
bayakaによる別名義「RASA」のデビュー・アルバム(03年)。わざわざ名義を変えただけあって、bayakaの作品とはだいぶ作風が異なりますなぁ。知らずに聴かされたらbayakaだとは分からぬよ。
ジャズの即興性をベースに、シンプルでストイック、男前な音楽。ワビサビの世界。オモテに出る音数は少ないが、その背後にbayakaで培った豊かな音楽性が見え隠れする。出来る男たちは主張しすぎないのである。そんな男前によるワビサビの音楽。
Tsuki no waのFUMINOSUKE、東京ザヴィヌルバッハの坪口昌恭らがゲスト参加。

rasa.jpg
The Unkinighted Nations
RASA


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ジャケが僕好み。額に入れて飾ろう。
関連:RASAインタビュー(bounce.com)
ブログ内リンク:bayaka / Irradiation
        Picassoman a.k.a bayaka / Overthrow Stereotype

投稿者 山やま : July 21, 2006 | コメント (0) | トラックバック (2) | ▲page top

In the Country / This Was the Pace of My Heartbeat

ノルウェーのnu jazzシーンからピアノ・トリオを紹介(04年作)。
メンバーはRoger Arntzen (double bass), Morten Qvenild (grand piano) , Pal Hausken (drums)の3人(Morten はかつてJaga Jazzistにも在籍)。インプロ的要素を交えて展開する静謐な曲の数々は、いかにも北欧らしい。張りつめた緊張感のある空気が支配するアルバムの中でも、5曲目「in my time of need」で見せる、この上なくシンプルで美しいピアノの旋律は万人におすすめできる。

This Was the Pace of My HeartbeatThis Was the Pace of My Heartbeat
In the Country


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ちなみにジャケット・デザインはkim hiorthoyということも付け加えておく。
関連:視聴(公式サイト)

投稿者 山やま : July 17, 2006 | コメント (0) | トラックバック (1) | ▲page top
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