BUGGE WESSELTOFT / MOVING

これこそまさにフューチャー・ジャズ、と言いたい。
ノルウェーのフューチャー・ジャズ・レーベル「JAZZLAND」の主宰、キー ボード奏者ブッゲ・ヴェッセルトフトによる01年作。アルバムタイトルに「New Conception of Jazz(ジャズの新たなる概念)」と冠してリリースを続けるあたりに意欲が伺えます。96年の1stは今聴くと正直ちょっと古い感じですが、今作はものすごくイイです。Gilles Petersonを始めCarl Craigといった数多くの大物Djらがこぞってプレイしていた1曲目「Change」をはじめ全6曲どれもハズレなしのハイ・クオリティ。ほとんどが10分を超える長尺の曲ですが飽きるどころか、静謐なイントロから徐々に盛り上がる展開に引き込まれてしまいます。構築美といいますか、音の配置に抑制された知性(たし算だけじゃなくちゃんとひき算も出来る人)を感じるのはあくまでもジャズがベースにあるからだと思います。北欧らしい儚気なメロディもたまらないし、生音とエレクトロのバランスも絶妙。

ムーヴィング
ブッゲ・ヴェッセルトフト


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投稿者 山やま : February 11, 2005 | コメント (0) |トラックバック (1)|
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