Club Jazz :


沖野修也 / UNITED LEGENDS

日本のクラブジャズ/クロスオーヴァー・シーンではボス的な存在感を持つDJ 沖野修也。兄弟ユニットであるKYOTO JAZZ MASSIVEでの新作も待ち遠しいところですが、多数のコラボレーションにより制作された初のソロ作品がリリースされました。

ええと、作曲は全て沖野修也によるもの。曲ごとにフィーチャリングされたゲストボーカリストはNAVASHA DAYA(FERTILE GROUND)、JOSH MILAN(BLAZE)、CARLEEN ANDERSON、YUKIMI NAGANO等。曲ごとに迎えられたサウンド・プロデューサーはDJ KAWASAKI、SEIJI、DA LATA、DEGO、DOMU、MARK DE CLIVE-LOWE等。

UNITED LEGENDSUNITED LEGENDS
沖野修也


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これだけの豪華ゲストを迎えて悪かろうはずが無いでしょう。と、言いたいところですが、えてしてこういう企画物は完成度は高いものの無難になりがちでもある。僕はこのアルバムからドキドキワクワクを感じる事が出来なかった。KYOTO JAZZ MASSIVEのデビュー盤が持っていた“荒々しさ”は、“成熟”という名のもとに消え去ってしまったようだ。
関連:試聴(CISCO RECORDS)
ブログ内リンク:KYOTO JAZZ MASSIVE / SPIRIT OF THE SUN
        V.A. / RE:KJM

投稿者 山やま : February 10, 2007 | コメント (0) | トラックバック (1) | ▲page top

Studio Apartment / PARAISO TERRESTRE

人気のユニット、スタアパことスタジオ・アパートメント。05年リリースの最新作『PEOPLE TO PEOPLE』はとても人気が高いが、ジャズトロやフリテン同様すっかり売れ線系の音になってしまったため、ここらへんの一連のアーティストとの違いを見出せない。
むしろ02年にリリースされた1stアルバムである本作のほうがよっぽど好感が持てる。ブラジリアン・ボッサ・ダンスといった趣のサウンドは、これといった特徴があるわけではないが、生楽器の入り方といい、耳触りが良く巧い。

PARAISO TERRESTREPARAISO TERRESTRE
Studio Apartment


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投稿者 山やま : January 16, 2007 | コメント (6) | トラックバック (0) | ▲page top

Visioneers / Dirty Old Hip Hop

いよいよ4 heroの6年ぶり新譜『Play With the Changes』が発売間近でワクワクしております。
さて今回紹介するのは、4 heroにおけるDegoの相棒、Marc MacによるユニットVisioneersのアルバム。06年にリリースされていた事を知りませんでした。
これが非常に心地の良い、ジャジー・ヒップホップ/ブレイクビーツで。やっぱりこれだけ活動歴の長い方になりますとサウンドにも貫禄といいますか余裕がありましていい具合です。

Dirty Old Hip HopDirty Old Hip Hop
Visioneers


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Nujabesあたりが好きな人はきっと気に入ると思います。
関連:試聴(CISCO RECORDS)

投稿者 山やま : January 08, 2007 | コメント (0) | トラックバック (1) | ▲page top

Us3 / Broadway & 52nd

Us3といえば何と言っても「cantaloop」。その衝撃的なデビュー(93年)により、ジャズ×ヒップホップの新たな地平を切り開いた彼らは、サンプリングソースとして公式にブルーノートの音源を使用することを許されたグループであります。デビュー・アルバム「Hand on the Torch」は、サンプリングセンスが冴え渡る必殺の1枚でしたが、続く2ndである本作(97年)もジャズねた使いが小気味の良い1枚。印象が地味なのであまり話題にならなかったのかな?いい作品ですよ。

Broadway & 52ndBroadway & 52nd
Us3


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ブログ内リンク:Us3 / Hand on the Torch

投稿者 山やま : September 24, 2006 | コメント (2) | トラックバック (1) | ▲page top

BEADY BELLE / HOME

ブッゲ・ヴェッセルトフト主宰、ノルウェーのレーベルJAZZLAND。クラシカルなジャズをベースにエレクトロニック・ミュージックを貪欲に吸収し、ジャズの新たな地平を目指す。「フューチャー・ジャズ」を標榜するそのレーベル・カラーから硬派なイメージを受けていましたが、こんなアップテンポでポップな作品も出していたんですね。

Beady Belleホーム
ビーディー・ベル


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ベアテ・レックとマリユス・レクショーによるユニット、ビーディ−・ベルの1stアルバム(00年)はJAZZLANDのポピュラーサイドとして多くの人にアピール出来る傑作。ジャケットで素敵な笑顔を見せてくれているベアテは、ジャズ・ヴァイオリニストの父とジャズ・シンガーの母を持ち、本ユニットでは伸びやかな歌声を聞かせてくれる。ドラムンベース調の曲からブレイクビーツ、ハウスなどバラエティに富んだスタイルながら、親しみやすいメロディでとっつきやすい。そして非常に洗練されている。お洒落な音楽とはこのような音楽を指すのです。
関連:試聴(オフィシャルサイト)
ブログ内リンク:BEADY BELLE / CEWBEAGAPPIC

投稿者 山やま : September 17, 2006 | コメント (0) | トラックバック (0) | ▲page top

Gotan Project / la revancha del tango

タンゴ × エレクトロニカ = 魅惑的
アルゼンチンを発祥とするタンゴとクラブミュージックを小粋に融合させたのは、映画音楽作曲家のフィリップ・コーエン・ソラルとクリストフ・ミュレル、アルゼンチン人ギタリストのエデュアルド・マカロフの共同プロジェクトである「ゴタン・プロジェクト 」。
01年リリースの1stである本作には、アルゼンチンの夜を彩るであろう情熱的でムーディーなタンゴの香りとクラブ・ミュージックの享楽性が、ツンとおすまし顔で舞っている。
非常に艶のある1枚。

La Revancha del Tango-ジャパン・スペシャル・エディションLa Revancha del Tango-ジャパン・スペシャル・エディション
ゴタン・プロジェクト


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関連:試聴(オフィシャルサイト) / 試聴(CISCO RECORDS)

投稿者 山やま : September 10, 2006 | コメント (0) | トラックバック (1) | ▲page top

quasimode / oneself-LIKENESS

最近新譜をリリースしたスリープ・ウォーカーやSOIL&“PIMP”SESSIONS と並んで巷で評判の和製クラブ・ジャズ・バンド、quasimode 。Gilles Petersonや、Da LataのPatrick Forge、Jazzanovaに、SchemaのNicola Conteまでが注目する存在なんですって。日本でもヒットした北欧のファイブ・コーナーズ・クインテットに代表されるように、昨今のクラブ・ジャズ・シーンは生演奏によるジャズ・バンドが主流になっております。人の手によるアナログ感とダイナミズムが感じられることは大変嬉しいです。が、綺麗にまとまりすぎている気もします。生演奏だけにその手堅さが逆に耳についちゃう。
このバンドも確かにカッコイイです。適度にシャープさを持ちつつも耳に邪魔しない、一般的に言えばセンスの良いサウンド。只、どうもこの“いかにも”って感じが…ひねくれ者のわたしはのめり込めないのです。BGMとして流すならかなりイイです。

oneself-LIKENESSoneself-LIKENESS
quasimode


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関連:試聴(オフィシャルサイト)
ブログ内リンク:Sleep Walker / THE VOYAGE
        SOIL&“PIMP”SESSIONS / PIMP OF THE YEAR

投稿者 山やま : September 09, 2006 | コメント (0) | トラックバック (0) | ▲page top

Monday Michiru / Look into The Past...

MONDAY満ちる 初期の楽曲の中から井上薫が選曲・ミックスした企画盤。
ミディアム・テンポのナンバーを中心に、ゆるやかな仕上がりとなっております。爽やかな出だしから→まったり→ちょいノリ→まったり、という井上薫らしい流れ。安心して聴くことが出来ます。

Look into The Past...Look into The Past(To See The Future)2~non stop mixed by Kaoru inoue
MONDAY満ちる


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今回の井上薫という人選もしかり、MONDAYさんは各方面から多大なるリスペクトを集めてらっしゃいますね。日本のクラブシーン黎明期からパワフルにスタイリッシュにそして鋭敏に活動を続ける姿はとても魅力的であります。
ブログ内リンク:Monday満ちる / ROUTES
        Monday満ちる / Episodes in Color
        Monday 満ちる / 4 SEASONS
        Monday満ちる / Optimista
        Monday満ちる / DOUBLE IMAGE

投稿者 山やま : September 03, 2006 | コメント (5) | トラックバック (1) | ▲page top

SOIL&“PIMP”SESSIONS / PIMP OF THE YEAR

ハードロックっぽいジャケで敬遠してましたが、随分ジャズっぽい音を鳴らす人たちだったんですね。スリープ・ウォーカーの系譜に連なる生音ジャズバンド。攻撃的で獰猛な爆音ジャズとして人気らしいです。確かに勢いがあって気持ちの良いスイングを聴かせてくれますが、かつてのロザリオスなんかに比べたら、かなり手堅くまとめてるなという印象で想定範囲内ではあります。曲の展開もそうだし、バランスの良さが出てますね。クラブジャズ的センスが基本にあって、そこに咆哮と疾走感を注入したという感じでしょうか。

PIMP OF THE YEAR(通常盤)PIMP OF THE YEAR(通常盤)
SOIL&“PIMP”SESSIONS


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関連:試聴(juno records)
ブログ内リンク:LOSALIOS / 世界地図は血の跡

投稿者 山やま : August 21, 2006 | コメント (2) | トラックバック (0) | ▲page top

Sleep Walker / THE VOYAGE

生演奏によるクラブ・ジャズ。ダンスミュージックとジャズの融合。…彼らを紹介するのに、そんな表現はもはや陳腐であろう。クラブ・ジャズという括りが単にお洒落系という意味しか持たなくなってしまった今となっては、このバンドが持つ魅力をその一言で伝えるのは相応しくない。

かつてのクラブ・ジャズが持っていた熱気。才能が才能を呼び、時代を切り開くという気概が存在し、またそこに携わる人たちの高揚感が我々をも熱狂させた。しかしそれが一つのジャンルとして認知されると、たちまち形式化してしまう。“センスの良い”事は、その言葉だけが先行し、お洒落という名のもとに表面をなぞるだけのものとなってしまった。そうして量産される音楽は、洗練されていて非常に耳障りが良い。が、届かない。僕のアドレナリンを刺激するかつてのクラブ・ジャズとは別物なのだ。

そのような中、クラブ・ジャズから出発しつつも今もっともエキサイティングなジャズ・バンドであり現代において男気と熱気溢れるジャズを体現しているのが、スリープ・ウォーカーではないだろうか。メンバーは元モンド・グロッソの中村雅人(sax)、吉澤はじめ(piano)に加え、ジャズ畑から藤井伸昭(ds)、池田潔(b)の4人。

THE VOYAGETHE VOYAGE
SLEEP WALKER


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傑作1stアルバム「Sleep Walker」に続く、待望の2ndアルバムが3年ぶりにリリースされた。ベースのメンバーが代わり、ゲストとしてベンベ・セグエとユキミ・ナガノが各1曲でVo参加。そしてラスト曲「THE VOYAGE」ではスピリチュアル・ジャズ界の大御所、ファラオ・サンダースが中村とサックス競演。
という前情報を耳にし、ミーハーな感じになってしまわないかしら、との不安もあった。そのためか最初はいまいちピンと来なかったが、音量を上げて数回聴くうちに馴染んできて色々な音が聴こえるようになった。彼らいちばんの魅力であるスリリングな演奏は基本的に変わらず、より幅が拡がった。中村のサックスはよりフリーに、吉澤のピアノは非常にアグレッシブに。そして藤井伸昭によるドラムが変幻自在に腰を据える。ファラオ翁との饗宴「THE VOYAGE」は日本におけるスピリチュアル・ジャズの名曲として語り継がれるであろう。どの曲も、熱気に溢れている。熱い。暑苦しい。全然お洒落じゃないよこんなの。でもカッコイイ。男の子はこういうの聴かないと。汗かかないと。
関連:試聴(CISCO RECORDS)
   SLEEP WALKER公式サイト
ブログ内リンク:SLEEP WALKER / SLEEP WALKER

投稿者 山やま : July 26, 2006 | コメント (1) | トラックバック (39) | ▲page top
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