Jazztronik / en:Code

今年は2作品リリースで話題になったジャズトロニック(野崎良太)。その人気は一般層にまで浸透したようで、田舎のレンタル店でも普通に置いてた。これを入口にして、更に掘り下げて聴いていく人も必ず居るだろうから、この手の音を世に広めたという功績はありますよね。逆に、アルバム毎にどんどんポップになっていくスタイルから敬遠している人も居ると思います。

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Jazztronik


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僕も、今年1作目の「Cannnibal Rock」を聴いた時は“なんだかなぁ。ジャズトロ終わってるなぁ”なんて思ったものです。明らかに売れセンを意識した音、いや“世間(多数派)が望む綺麗なジャズトロ”というレールに沿った、あまりにも予定調和な展開でおもしろくも何ともなかった(ファンの方すみません)。
この人は良い曲も作るから敢えて苦言を呈しているのです。
なんて思いながら2作目の「en:Code」を聴きました。前作と対照的なジャケットの色が示すように、本作は野崎さんのア−ティスティックな側面を出した1枚だそうです。もー、最初からこういうの出してればよかったのに。適度にア−ティスティックで、適度に聴きやすい。こういうのやらせたら上手いわ。そのバランスこそがこの人の魅力なのではないでしょうか。和太鼓集団である鼓童をフューチャリングした表題曲が白眉。和と洋、プリミティブと電子音の共演。他にもマルコス・ヴァーリや葉加瀬太郎などゲスト参加陣も豪華です。


投稿者 山やま : January 12, 2006 | コメント (0) |トラックバック (1)|
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