KYOTO JAZZ MASSIVEのデビュー10周年を記念したスペシャル盤。日本人アーティストによるカヴァー集。いかにもな人選の中で、僕が特に心惹かれたのは以下の2曲。
稀代のボーカリストUAを迎え、スペイシーでトライバルなフューチャージャズを展開するELECTRIC SHEEP(吉澤はじめ・沖野修也)feat.UAによる8曲目。これはもう、原曲を完全に凌駕している。エキセントリック。そして、硬派でありながらオーガニックなテック・ハウスへと変身した9曲目を手がけたのは、BREATHなるユニット。その正体は、calmとsleep walkerの中村雅人を中心とするプロジェクト。深沢氏らしい有機的なトラックに、蜷局を巻くサックス。これは、昨今のデトロイト熱に対するcalmからの返答ではないでしょうか。まだ2曲しか世に出ていないらしいが、アルバムへ向けての制作も進行中との事なので、こちらも大いに期待したい。
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