trupen（pack your romantic mind）が選ぶ２００３年の１０枚

2003年はあまりはっとさせられる音楽に出会えなかったような気がします。クオリティーが高いものは増えた気がしますが、いまいち独立性や意外性といったものに欠けるような…。今年は今まであまり聴いてなかった類いの音も積極的に聴いてびっくりしたいです。それとパステルズのあれは、輸入盤は出ないのでしょうか？ ずっと待ってるんですけど…。

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trupen selection / 2003 best10

guest room ivy

02年作	ややフライング気味ですが2003年一番お世話になったCDといえば間違いなくコレ！カバーアルバムですが選曲やばすぎ、内容よすぎ、やられたー！って感じでした。アイビーリーグへと飛んだ年に、私のプレッピー魂に再び火をつけることとなった１枚。そんな個人的な思い入れ抜きにしても素晴らしいポップアルバム。

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one bedroom the sea and cake

03年作	元旦のリリースでおそらく去年一番最初に買ったアルバム。よく初期がよかったという人もいますが、これはこれで私は好きです。シンプルでいて耳にすーっと馴染む音。 実はこんな音楽を作れる人たちってなかなかいないと思います。ライブも今年見たもののなかではかなり印象に残りました。

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you are free cat power

03年作	ピアノとボーカルだけでこんな空間ができるのは曲がいいから。Chan Marshallだけが持つ、声という最上の楽器がメロディーを奏でているから。ある時には痛々しく、ある時にはどこまでも優しい、孤独のすぐ隣にある音楽。暗い夜にはベッドに潜って小さな音で聴きながら眠りました。

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documenta.2 V.A.

02年作	手っ取り早く「今」の音が聴きたかったらやっぱりコンピ。 アコースティックをコンセプトにしたシリーズ第２段は、mice paradeもmumもamerican analog setもnotwistもcalexicoも、 みんな入ってるオトク盤。悪いわけがない！ 生音を使った音響ものが好きな人にとってはたまらない１枚。

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jazzanova remixed V.A. (Jazzanova)

03年作	おなじくv.aものですがこちらはリミックス盤。リミックス盤てあんまり手がのびないのだけど、これは２枚組というボリュームも手伝って聴き応え充分な内容。一番好きなのはやっぱstereolabミックスだけど、そんな人選も含めて楽しめました。

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songs for girls to sing the cat's miaow

97年作	もとのリリースは90年代中期ですが、今年ジャケットを新たにボーナストラックを追加されて再発。 １曲あたり平均２分程度、その全てが４トラックのMTRにより録音されたもの。 決して音質はいいとはいえないし、演奏も不安定。でも私はきっとこのアルバムを一生聴き続けるでしょう。深いリバーブをかけたら、あらゆるうたがcat's mioawの音楽になり得るかといったら絶対にそんなことはないわけで。スタンス的なものも含めてすごく憧れています。

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up in frames manitoba

03年作	00年代型マイブラと言ってしまえばそれまでですが、これはほんとに最後までドキドキしながら聴けました。あーマイブラね、マンチェね、と軽く流してしまうようなバンドが多い中、そのセンスは群を抜いてます。キラキラと表情を変える全10曲、捨て曲無しの１枚。

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haha sound broadcast

03年作	なにかとステレオラブを引き合いに出されてきましたが、実は全く違う完全に独立した世界を作りあげています。じっくり聴いてると中毒になりそうな、ボーカルと電子音の編み出すサイケポップワールド。

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