この多作家が毎年のようにリリースする作品にいったい裏切られた事があったであろうかいやない。量と質の両面において底知れぬクリエイティビティを誇るこの音楽家は日本テクノ界の至宝と呼んでもいいんじゃないか。リリースの度に、嗚呼僕はこの人のファンで良かったと思うのである。
ここ数年(特に「Sound of Sky」以降)のヨコタ作品を端的な言葉で表すとするならば、“エレガント”。作品ごとにカラーを変え、常に音楽的探求の手を休めることの無いヨコタであるが、どの作品にも共通しているのは上品でストイックな、スピリチュアルな、それはまさしく彼特有の静謐な空気。その澄み切った“エレガンス”はもちろん本作でも健在である。
ソロとしては1年半ぶりとなるが、間にRothkoとの共作盤があったので久しぶり感は無い。むしろ、もう?ちゅう感じ。「Wonder Waltz」と名付けられた本作は発売前の前情報が殆ど無く、アルバム・タイトル名からおそらくヨコタ流ワルツになるのではないかと噂されていた。
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関連:試聴(CISCO RECORDS)
ブログ内リンク:Susumu Yokota & Rothko / Distant Sounds of Summer
SUSUMU YOKOTA / SYMBOL
SUSUMU YOKOTA / Sound of Sky
Susumu Yokota / Sakura
SUSUMU YOKOTA / zero
SUSUMU YOKOTA / 1999
SUSUMU YOKOTA / 1998
Prism / Metronome Melody
Ringo / Plantation
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