いま日本人でロックンロールしている男と言われて思い浮かぶのは、倉持陽一(YO-KING)、田島貴男、そして曽我部恵一。日本語ロックの御三家と言っていいだろう。というのは極めて個人的な見解だが。
ここ数年は年間100本以上のライブをこなすという曽我部さんが生粋のロックンローラであることは間違い無い。ライブでの勢いをそのまま作品にしたようなロックなアルバムを自身のレーベルより続けてリリースしてきた曽我部さんであるが、その路線もそろそろ飽きてきたのか(?)今作は、ギターもあれば打込みもありと、抜群のポップセンスが発揮されたアルバムとなった。言ってしまえばサニーデイサービスの頃の雰囲気に近い。ちなみに僕はこっちの路線のほうが好きだ。
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何が違うってそりゃ年齢ですよ。年齢であり経験でありだからそれは貫禄であり余裕であり。この年にしてもなおロックするというそのフトコロですよ。自然にこの人から出て来たラブソング。迷いや気負いが全く無くほんとに自然に。加齢臭じゃないけど、そういうのって滲み出てきちゃうのね。人としての器だよね。だから愛であってだからラブソングになるわけで。有り体のガンバルソングではなく、楽しいから好きだからやってるという。だからこの人の曲は真にポジティブな光を発している。
関連:試聴(公式サイト)
インタビュー(musicshelf)
ブログ内リンク:曽我部恵一/無政府主義的恋愛ツアー
サニーデイ・サービス / Best Sky
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