小川洋子さんが傑作『博士の愛した数式』を執筆するにあたって取材された人物であり、ということは少なからず主人公のモデルにもなったであろう、藤原正彦。大ベストセラー『国家の品格』の著者としてエッセイの分野でも活躍されていますが本業は数学者。ケンブリッジ大でも教鞭を取った経歴の持ち主です。
この2人の幸福な出会いがあったからこそ、名著『博士〜』が生まれたのですね。対談集である本書を読んでそう思いました。簡素な文体で、数学の持つ奥深さについて触れるお二人。対談という形式なので非常に読みやすく、且つ数学の魅力を伝えるものになっていると思います。対談者自身が完全に数学の虜になっていますから。
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「数学は、ただ圧倒的に美しいものです」
数学者は、はっきりと言い切る。
想像力に裏打ちされた鋭い質問によって、
作家は、美しさの核心に迫っていく。
ブログ内リンク:フェルマーの最終定理 / サイモン・シン
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