気になっていた本が文庫版になっていたのでさっそく購入。これはおもしろい！
名著・名映画『博士の愛した数式』以来、「数」の持つ神秘性・完全性に興味を持ち、数学というものに対する認識を改めさせられたワタシにとって、本書もまた数学のおもしろさを伝えてくれる格好の書となりました。数学とはすなわち真理の探求、美の追求。宗教や哲学と同様に、数学もまた真実を探求しようとする人間の好奇心・執念だったのですね。そして言語を超えた「数」なるものの神秘性。数は人間が作り出した概念ではなく、世界が誕生する以前から「数」は存在していたという。この視点にわたしは目から鱗でしたよ。だから数は完全性を持つのですね。芸術や自然と同様にただただ美しいものだったのですね。すごい。
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山やまさん、こんにちは。
コメントいただきついでに、ノコノコ顔を出しにきました。
実験と観察によってしか成立できない「科学」とは違って（それゆえ、科学はどこまでいっても「近似値」しか知ることができず、不完全なままなわけですが）、「数学」はほかの何物にも左右されない「絶対的な真理」を追い求める学問だ、ということは、私もこの本を読むまで知りませんでした。
不完全であいまいな時代だからこそ、究極の真理を体現する数学が脚光を浴びたのかもしれませんね。
私のブログにリンクを貼ってくださっていたので、私もリンクを貼らせていただきました。今後ともよろしく。
＞ユキヒロさん
コメント＆トラバ、そしてリンクまでありがとうございます。
ちょいちょい覗かせていただいておりましたが、好きな本の事が載っていたので書き込みしちゃいました。整然とした文章に感服します
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