Suba / Sao Paulo Confessions

ブラジル音楽の次世代を担うプロデューサーとして今後の活躍を期待されながら、99年に自宅スタジオの火事により逝去したSuba(スバ)(旧ユーゴスラビア出身)。唯一のソロ作となったこのアルバムを聴けば、いかに偉大な才能を失ったかが解る。ブラジル音楽とエレクトロの華麗な融合。一言で言えばそうなるが、耳障りが良いだけのブラジリアン・カフェミュージックが溢れている今、そんなありがちな表現ではこの魅力を伝えられない。

Sao Paulo ConfessionsSao Paulo Confessions
Suba


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呑み口はソフトできめ細やかでありながら、味わい深いコクがある。間口は広く、落とし所は深く。音の残響処理が抜群で、マニアが喜びそうな凝った音づくりをしているのです。でもエレクトロ音楽にありがちな閉息感が無く、全体の印象としては生あたたかい風が吹き込んできそうなブラジル。ジルジル。
ベベウ・ジルベルトの傑作「Tanto Tempo」でもその手腕を大きく発揮しています。ベベウが好きなら聴いておいたほうがいいです、絶対。


投稿者 山やま : January 25, 2006 | コメント (0) | トラックバック (0)
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