スティール・ボール・ラン / 荒木飛呂彦

「スティール・ボール・ラン」最新巻なんですがね。
ジョジョは大好きでずっと読んでおりました。ズキュゥゥーン。ジョジョについてここではあれこれ語りますまい。６部構成のどれもが独自の世界観を持っており魅力的でありました。
で、「スティール・ボール・ラン」ですが、意図的に「ジョジョ」の表記が排されているんですね。連載開始当初から何か今までとは雰囲気が違うなぁと思っておったわけですが、この巻あたりからますますその違和感が大きくなっています。Amazonのカスタマ−レビューではだいぶ評判が良いみたいですが、僕にとってのジョジョの魅力は残念ながら薄れてきていると言わざるを得ません。

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最大の違和感は絵柄。気味の悪さも含めて、どこにも属さない奇妙なタッチと小技こそがジョジョの魅力であったのです。もはや円熟の域にまで達したその筆力が、ここに来て変化するとは思いもよりませんでした。いわゆる劇画調、北斗の券あたりのタッチに酷似したキャラクターの表情、ありがちな画面構成。良く言えばスケールが大きく、悪く言えば大味になった。少なくとも僕の好きなジョジョはもうここには無くなってしまいました…

関連：スティール・ボール・ラン公式サイト
　　　スティール・ボール・ラン・データベース

投稿者 山やま : September 19, 2006 | コメント (0) | トラックバック (1)