大黒と言っても、日本代表大黒将志の事ではない。七福神だか何だかの神様である。大黒様。その大黒様がくっすんとは何ぞや。さっぱり中身が予期出来ぬタイトルであるが、ナントもソソる響きである。
町田康の小説を読むのは初めてだ。町田町蔵としてパンクなミュージシャンという人物像が先行していた私は、切れ味鋭いナイフのような小説を予想していた。ナイフ小説はちょっと…と敬遠していたのだが、処女作にして大きな反響を呼んだという本作をモノは試しと図書館で借りてみたらば、その先入観は完全に覆された。ぶわっは。何じゃこりゃ。
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関連:町田康オフィシャルサイト(日記等)