Great3 / climax

[ Pops ]

前作、前々作に引き続きジョン・マッケンタイアをプロデューサーに迎えた7枚目のアルバム。03年リリースで現在のところコレが最新盤ということになる。リョコが持ってたので遅ればせながらちゃんと聴いてみた。以前のレビューで、今よりも危うさを秘めた昔の楽曲のほうが魅力的なんて事を書いたけれども、このアルバムを聴いて考えを改めました。すみません前言撤回させてください。シカゴ音響派への接近もだいぶ板についてきたのか、今作ではよりポップで歌謡的なアプローチを見せています。それだけ余裕が出てきたんです。この余裕がいい具合に働いています。僕は、初期の彼ら以降はあまり聴いてこなかったので、正直“これがグレート3?”と驚きました。

climax
GREAT3


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初期のグレート3は片寄さんのナイーブさが全面に出たバンドでした。その切羽詰まった感は、聴いている側までつらくなる程のものでした。まぁそれが魅力でもあったんですが…。それがここにきて、前述したように、余裕を感じさせるような懐の深い完成度の高いアーバン・ポップスを聴かせてくれるわけです。あたたかいんです。そしてちょっぴりセクシィ。染みます。


投稿者 山やま : January 27, 2006 | コメント (0) |トラックバック (0)
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