GREAT3 / WITHOUT ONION
98年リリース、4枚目のアルバム。彼らの事は好きなんだけれども、このアルバムは何故か今までスルーしてきた(特に意味はなくて単なるタイミング的なもの)。中古屋で投げ売りされているから、いつでも買えるやと思ってて結局ずっと買わなかった、ていうね。こないだ彼らのベスト盤聴いたら、ちゃんと揃えたくなって、投げ売りされているお店から救済してきた。
ふむふむ、前作までとは何かが違う。1曲目フルートから入るなんて、らしくない出だしにワクワクした。そしてドラムが躍動する。今までにないダイナミズムに満ちた展開。おおっ。で、片寄氏のボーカルが入る。へなへな〜となる。このギャップが面白い。ここ最近の彼らはまるでAORのような完成度の高い楽曲を作っているけれども、この頃のように試行錯誤を重ねている段階の、多少アンバランスな、危うさを秘めた楽曲のほうが魅力的だったりするのだ。まぁ今聴くと多少ウザい部分もあるけど。でも前作までの痛々しさは大分薄れましたね。ヨカッタね片寄さん。その後の音響系への接近を予感させるような、インストものはグレートに面白いです。
投稿者 山やま : January 19, 2006
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