Beck / Guero
いたるところで大絶賛の嵐ですね、ベックの新作『Guero』。歴史的傑作『オディレイ』を彷佛とさせながら、これまでの様々な音楽的アプローチの全てが結実した最高傑作、というのが大方の意見みたい。確かにそのとおりだと思います。僕はまずこのジャケットが好きなんだな。飄々としててちょっと変態。あとこれはヘッドフォンで聴いた方がいいです。ちょこまかとおもしろい音が入っていますので。
しかし、音楽好き(ロック好き)を自認する者にとってベックは聴いとかなきゃ!みたいな空気があり、ベックが嫌いなんて人は聞いた事がないくらいですが。正直に申しますと、僕は大好きってほどでもなく、決して嫌いではないですが琴線に触れるまではいかないんです。今作もなんなんだろうな、手放しで絶賛する感じにはならないなぁ。予定調和の範囲内でオドロキがないんだな。もっと出来る人のような気がするんだけど。まぁ僕は『オディレイ』よりも『シー・チェンジ』のほうが好きだったりするし、単にヒップホップが苦手なだけなのかなぁ。
投稿者 山やま : April 08, 2005
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