ブラジル音楽の至宝、ミルトン・ナシメント75年作。
ロック、ジャズ、ラテン、ボサノヴァ、ポップス等あらゆるジャンルを飲み込んだ豊穣な音楽性。神がかり的オーラを感じさせるミルトンのうたごえ。ブラジルの音楽の懐の深さに感嘆せずにはいられません。ミナスという土地にしっかりと足を下ろして、その豊かな栄養分を吸収し、そしてまた土地に対する感謝と愛情、畏敬の念をうたう。そんな姿が目に浮かびます。
こういうのを聴いちゃうと、巷に溢れる凡百のポップスやロックが実にペラペラに感じてしまう。それぐらい魂に響くうた。スローフード、スローライフが見直されているように、その土地その土地に根ざしたものというのは風化しないのだと思う。
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*Clube da Esquina (ミナス地方のアーティストのプロフィール、ディスコグラフィーが丁寧に紹介されています)