ジェイZのプロデュースなどで注目を集めていたカニエ・ウェストの1stアルバム。僕は”ラップ”というスタイルがどうも苦手で、ヒップホップは基本的にインストものしか聴かないのだが、カニエ君のこの傑作アルバムはとても楽しく聴くことが出来た。ソウルやゴスペルからサンプリングされたトラックメイキングがとにかく耳に気持ちよい。歌詞はけっこう過激らしい(こないだ彼が生放送で突然台本にないブッシュ批判をはじめ、中継を切られたというニュースをやってた)が、ラップスタイルはそれほど扇情的ではなく、むしろソウルフル。歌詞としてのメッセージというよりも、曲としての気持ちよさに比重が置かれているのでラップが苦手な僕でも聴けたのだと思う。
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