P.I.L. / Flowers In Romance

P.I.L.ことPublic Image Ltd.は、元セックス・ピストルズのジョン・ライドンによるバンド。これは4枚目のアルバムで81年作(ジャケットもいかしてますね)。ピストルズのようなわかりやすいパンクを期待するとブッ飛びます。なんじゃこりゃ。アフリカン・リズムをベースにしつつ、ロックをもパンクをも解体するかのようなフリーキーで攻撃的なドラムに騒音のようなギター、呪術のような絶叫ボーカル。はっきり言って聴きやすいものでは無いですし楽しくもないです。しかしピストルズ無き後の、パンクの次なる姿すなわちポストパンクとでも言うべき形への探究心に満ちたバンドであったといえるでしょう。パンクとは音楽性ではなくアティテュードである、わけですね。ピストルズだって音楽的に見たら今じゃロック以外のなにものでもないし。

The Flowers of Romance
Public Image Ltd.


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こういう心意気は大好きなんですが、こと音楽に関して言うと心地よさの無いものは僕は苦手なんです。だからこういう作品は評価が難しい。作品としては好きなんだけどあまり聴かない(なんだそりゃ)ってね。


投稿者 山やま : March 29, 2005 | コメント (0) |トラックバック (1)|
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