4 hero / Two Pages

4 hero 98年作。この作品はみんな傑作だ傑作だと言っていて、けなしているレビューを見た事がないくらいなので、ひねくれモノの僕は半信半疑だったのだけれども、ほんと傑作。
ドラムンベースの最高傑作であり同時に終焉であり、次の予感。
僕はリアルタイムでドラムンベースに接していなかったし、これを聴くまではドラムンベース=ジャングル=うるさいというイメージがあって、好きじゃなかった。しかし、こんなにも美しいものだとは目からウロコ。まぁドラムンベース云々というよりも4hero自身の音楽的センスが卓越しているが故ということは次のアルバムの出来からも分かるんだけど。女性ボーカルを大幅に導入・流麗なストリングス・美しいメロディと、上モノだけ聴いても極上のスピリチュアル・ソウル。生音の肌触りとプログラミングのバランスも絶妙で、たしか帯にも書いてあったけど、まさしく21世紀のソウルミュージックだと思う。

Two Pages

4 hero

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
このアルバムを最後に、彼らのドラムンベース的アプローチは少なくなるわけですが、世にドラムンベースが蔓延して風化する前に自らその幕を降ろした引き際も実に見事。常に音楽のネクストレベルを追求する彼らの姿勢は素晴らしい。
ちなみに日本盤は2枚組ですが、DISC2はフロア向けらしくハードな内容で僕は要らない。DISC1のみで充分楽しめるからいいです。現在は1枚に編集したものでリリースされてるみたい。


投稿者 山やま : November 10, 2004 | コメント (0) |トラックバック (1)|
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?






Categories