June 27, 2006
通学の愉しみ
[ notes ]
仙台に通う愉しみがもうひとつ。それは通学する、まさにそのものの時間。
車は使わないでバスだけで通っているのだけど、それが楽しいのだなぁ。車を運転するのも好きだけど、やっぱり自分が運転するっていう緊張感があるので(高速にトラウマありますし!)バスに揺られてぼけーっと景色を眺めたりする時間とはまた別のもの。
日常では使うことがなくなってしまったイヤホンで聴く音楽が、いいのです。もともと、電車で通勤してた頃は毎日欠かさずイヤホンで聴いていたのに、車生活になってめっきりそういうこともなくなっていたので、それがなんか嬉しくって。
高速バスの窓から見える山々の濃い緑を眺めながら、気分にあった音をじっくりじっくり味わって聴くのです。その一時間が、本当に素晴らしいの。こないだなんか、湯川潮音の声があまりに美しくて、緑の景色もあまりに美しいので、ぐっと来て涙が出たくらい。あぁそれから、秋吉敏子のジャズピアノも素晴らしかった。ライブで聴いた時よりもいろんな音が聞こえた気がする。相乗効果?
バスを降りてからも、あえて人通りの多い雑然とした通りを避けて、いろんな道を通ってみる。東北大学の古い校舎が素敵だったり、いきなり薔薇の花が咲いていたり、上品なワンピースを着こなすおばあさんが笑顔を向けてくれたり。
あぁよかった、こんなに美しい時間がまだまだたくさんあって、とひとりで思いながら、感じることってもしかしたら何よりも大切なのかもしれない、と改めて思うのです。
コメント
うん。なんかね、全ての音がちゃんと聴こえる感じがいいんだよね。
お散歩にiPod。ベストコンビだね〜。
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ああ、ああ、イヤホンで聴く愉しさってのもあるね。良い時間を過ごせてなによりです。僕も今度お散歩のお供にiPod持参しようっと。
Posted by: 山やま : June 27, 2006 06:37 PM