BOOK MENU
|
|
|
 |
■田口ランディさんの本 |
| 田口ランディさんの本は、読み出すとものすごい引力で引き込まれます。怖いような、でも強烈に揺さぶられる感じがすごいと思う。自分の感情を引き起こすものの正体を
徹底的に探究していく生命力のようなもの、に迫力を感じる。 |
|
 |
うーん、今度は音か。バリか。
宮崎駿作品に通じるような、得体の知れない、圧倒的に恐くて、でも神聖な存在が描かれている感じ。
音って音波ってことだもんね。
この人は、どこまでいくんだろうっていう。読んだ後はいつも酔ってしまう。あたってしまうというか。
 |
 |
ハーモニーを通して、自分以外の存在と共鳴することに目覚めたということなのかな。
個を超えたところには完璧なハーモニーがあるということなのかと思ったり。
人と共感(共鳴)したと思える瞬間は、感動的だもんね。
自分を解放しながら歌うことで、自分の本当の音(振動)が勝手に出てくるっていうのが興味深い。私の音ってどんな音なんだろうなぁ、と思ったり。
 |
 |
短編集。
夜中に無性に誰かと話したくなって、電話をするんだけど誰もいなくて、もっと淋しくなって、っていう経験は誰にでもあるよね。そんな気持ちについて書かれています。ちょっとした避難場所が欲しい気持ちというか。
 |
 |
いわゆる女心の本音、ってヤツなのかな。まぁ、作者は長年水商売をやっていたらしいので、さすが、って感じだけど。
あ、別にイヤラシイっていう意味じゃなくてね。
 |
 |
これはヴェトナム旅行記。とはいっても田口さんの旅行記なので、もちろん普通
ではない。でも、旅って、思い掛けないことが起きるのがいちばん楽しいよね。その流れに身をゆだねることが楽しい。すごくワクワクしてしまう。
旅に出たくなる本。
 |


|
これらの作品は、3部作として書かれたもので、「モザイク」で、一応完結しています。というか、驚くべきスピードで一気に出版されたものです。モザイクに至っては、ほぼリアルタイムといった感じで、今現在の社会をとらえていると思う。
すべての作品に通して言えることだけど、これをフィクションといってしまえばそれまでだし、こういうことがどこかで起きていても不思議ではないと思うのも一つの読み方だと思う。
確実に、新しい時代の作家だと思う。 人の想いっていうのは、お互いに何かしらの影響を与えあってる。
それは、知っている人間関係の中だけのことではなくて、今、同じ時代に生きている人たちすべてに言えること。
生と死が、表裏一体であるということを、この人は理解しているんだと思う。というか、そこがいちばんこの人の書きたいことではないのかと。
たまたま、小説の中に出てくる渋谷にある同じ場所に一人で立ったとき、すごく小説の中のことがリアルに感じられて不思議な感覚になった。
|
|
|