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■江國香織さんの本
江國香織さんの文章は、とても丁寧で好きです。女の人のもつ繊細さと、残酷さが、見事に書かれていると思う。雰囲気のある、柔らかい人なんだろうなぁ。男の人に大切にされそうな人。憧れます。

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泳ぐのに安全でも適切でもありません
江國香織


短編集。 タイトルのごとく、という感じ。 確実なものというのは瞬間でしかないのかもしれないな。それがそのままの確かさで永遠に続くということはないということか。それは少し悲しいような、でもだからこそ意味があるというか。結局誰にとっても、安全でも適切でもない場所で生き続けるしかない。でも、だから一生懸命に生きられるのかも。





東京タワー
江國香織


これぞ江國小説、という感じ。 江國さんの書く恋愛は、とても贅沢という気がする。そこに含まれる葛藤とか、危うさとかも含めて。結末がどうなっても、主人公は何も失わないんだもの。悪い意味じゃなくて、何も過去にはならないの。いつでもそれを記憶のなかから取り出して、それを味わうような。絶対に独り占めにはできない女の人のような感じ。 小説の内容とはちょっとずれちゃったけど、そんなことを思った。


薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木
江國香織



東京タワー
江國香織


これは、なんといったらいいのか........。 人が求めているものは一つではないから、欲張りだから、薔薇が必要な時もあれば、枇杷が必要なこともある。だけど、それを自分に許してしまったら、キリがないような気もする。もっと淋しくなってしまうかもしれない。美しいものはたくさんあるから。 大人の脆さ。なのかな。





冷静と情熱のあいだ(Rosso)
江國香織


これは、徹夜して一気に読んだ気がするなぁ。江国香織さんと、辻人成さんが、それぞれ別 の視点から同じ物語を書いています。江國さん(女)の結末と、辻人成さん(男)の結末があったわけだけど、私もきっと、自分だったら女性の側と同じ選択をしてしまうと思う。だから男性の側の結末は驚きもあったし、かなわないなぁと思った。男の人のこういうところを、女は求めているのかも。 まぁ、私の感想としては、ですが。





神様のボート
江國香織


結局、ママは幸せだったんじゃないかと思う。心の中にいつも同じ人がいて、その人を愛し続けていられたんだとすれば、それは孤独ではないと思う。 ママにとっての真実を生きたのだとすれば。神様のボートがどこに流れ着いたのかが、気になるけれど。





ウエハースの椅子
江國香織


これは多分、江國さんの理想の恋愛なのかな。だけど、この恋愛を守るには、ものすごく心のリスクが必要だと思う。大切なものって、同じくらいせつないものでもあるわけで。まさに、ウエハースの椅子。壊れやすくて、繊細で。

とてもロマンティックだけどね。





泣く大人
江國香織


大人になって、泣ける場所を見つけるってことは、素敵なことなんだなぁと思う。 江國さんは、数年前に「泣かない子供」という作品も書いているけど、その時の泣かない子供に向かって、「大人は泣いてもいいんだよ」といっているのかもしれない。大人になるほど、シンプルに生きるのは難しいけれど、私も、泣く大人になりたい。

強がる時期を過ぎたら、素直に泣けるんだよね。





流しのしたの骨
江國香織


自分が19歳の頃って、何考えてたかなぁ。 私はこんなふうに、冷静に生きてはいなかった気がする。でもなんか、自分の人生がどうなっていくのかもよくわからずに、かといってそんなに深刻に悩んでいたわけでもなく、フワフワしていたかな。 ある意味、自由というか。 大人になりかけてた頃かな。





落下する夕方
江國香織


これは、原田知世さんが主演で映画にもなりました。見てないけど。 感情とか、人間関係っていうのは、すごく繊細なバランスで保たれていて、だから、一つが崩れだすと、すべてがゆっくりと壊れていくのかもしれない。そして多分それは誰にも止められない、どうしようもないもの。いくらそれが愛おしいものでも。