saigenji
with 石川智&コモブチ・キイチロウ
2004.1.24(Sat)
山形テルサ・リハーサルルーム/山形県山形市
◆リョコレポート(
Rico0830より)
私の周りの音楽好きの皆さんの影響で、最近は今まであまり聞かなかったジャンルの音楽を聞く機会が増えていて、すごく楽しいんだけど、今日はその影響の一つということで、山形テルサで行われたsaigenjiさんのライブへ。昨年末に行った「ショーロクラブwithアンサリー」のライブに続き、今回もブラジル音楽を中心に活動している方のライブ。
もうね、びっくりした。一番最初の声が発せられた瞬間に、もうびっくりしたの。どかーーんと持ってかれました。
こんなエネルギッシュな音楽を生で聞いたのは初めてで、最初の30分くらいは「なんなんだこれは!」という感じだったのだけど、だんだんとそのエネルギーに巻き込まれていくうちに、今まで自分が知らなかったリズムやバイブレーションが体に入ってきてワクワクした。そして言い方は変かもしれないけれど、こんなにも音楽を自在に操る人たちを初めてみたよ。ベースの方もドラムの方も、ハンパじゃないレベルなのが素人の目でもわかる。
ショーロクラブに続いて、本当にいいライブを見たと思った。
山形ブラジル音楽普及協会の方々は、本当に素晴らしい機会をつくってくれていて、とてもありがたい。
それと、素敵な偶然が。 唯一と言ってもいいけど、私が以前から大好きだったブラジルの曲があって。それは「TRAVESSIA」という曲で、ブラジルではものすんごく有名なミルトン・ナシメントという方の代表曲。でも実は私はまだオリジナルを聞いたことがないのです...。私がこの曲を初めて聞いたのは、NOKKOのソロアルバム「ベランダの岸辺(1998年)」の中で、NOKKOとBEGINが一緒にカバーしているもの。なので、歌詞の一部は日本語になってたりするんだけど、この曲が本当に大好きで大好きで、聴くといつも泣きそうになってたくらいなんだけど、ずっとオリジナルをつきとめずにいたのです..。それで、ライブの後saigenjiさんのホームページやらネット上の記事やらを見ていたら、TowerRecordのサイトでsaigenjiさんが好きなアルバムにTRAVESSIAが紹介されていたんでした。
あぁ、ライブでリクエストしたかったー。
でもきっとまた山形に来てくれると思うし、その時には絶対リクエストしたいと思う。それに、私すごーくペルーに興味があるので、ペルーの民族音楽もぜひ聞いてみたい。あとホーミー!!
saigenjiさんとベースの方が少しだけやってくれたのだけど、すごいね、あれ。感動して泣きそうになった。
ふぅ。とにかく興奮するライブだったんだよ。
なんかいつかsaigenjiさんのTRAVESSIAを聴ける気がするのであります。
◆工藤レポート(
ハッスル日記より)
月並みというかおもしろくないコメントしかできないんですけど、凄かったです、三人とも。saigenjiの七色の声とギターと笛。コモさんのベース(八弦ベース。高い音域の部分はほぼギター。厳密にはベースではないらしい。)とボイスパーカッションとこちらも笛。石川さんのドラムとパーカッション(こちらも時折ボイスパーカッションあり)。もー全部、ほとばしる音とパワーが本当に凄まじかった。テンションがとにかく高かった。これは本当に行ってよかったです。凄いって言葉しか思いつかないくらい、凄かった。
生ドラムのドラムンベース(!)も聴けたし、saigenjiがbirdに曲提供した「廃墟のダンスホール」もやってくれたしね(最近のbirdよくわからないので知らず)。そういえばNHKの夢音楽館にbirdが出てた時に、バックでコモさんがベース弾いてたんだよね。やっぱりだんでぃーでした。ホンダさん山澤さんリョコさん、楽しかったですねーまた行きましょうねー。エグチサンも今度こそぜし。
でねでね、2/28のYae&ショーロクラブ笹子さんのチケットも買っちゃった!素敵な人をわんさか呼んでくれる
山形ブラジル音楽普及協会は本当にありがたい。ロックやポップスのライヴでは絶対得られない興奮と衝撃をこのへんの人たちは持ち合わせているので、行ける限り行こうと思います。やーアツイね山形。すてき。
 |
>>saigenjiオフィシャルサイト より
name - saigenji akifumi
birth - 1975/09/23
guitarist, voice perfomer, composer |
9才の時にケーナを始め、ファルクローレと呼ばれる南米アンデス地方の民族音楽や古今のブラジル音楽などの幅広いジャンルを消化し、独自のアプローチで演ずるギタリスト・ボイスパフォーマー。また南米各地に伝わる民族楽器も幅広く弾きこなす。
共演者に、 グラシェラ・スサーナ、ディアマンテスのアルベルト城間、DJ
MURO, アン・サリ−, Asa Festoon,
ORANGE・PECOE, 畠山美由紀 など。
レコーディング参加に Ide Mariko,
DJ Muro,Misia,Tyler,Moomin,Shakkazombie,小柳ゆき,小西康陽,
DJ Watarai SOULHEAD,今井美樹,平井堅、ロザリオス
など。
CHORO CLUB & Ann Sally
CHORO CLUB featuring Ann Sally
special guest 畠山美由紀
2003.12.28(Sun)
ホワイトキューブ/宮城県白石市
→ 珍道中の様子はこちら
◆工藤レポート(
ハッスル日記より)
ショーロクラブの演奏は本当に心地良くて、何度寝そうになった事か。山澤さんは寝たんだよね、ぷぷぷ。ウッドベースはかっこよいね。アンサリーが登場したらもうダメでした。めちゃめちゃかわいいんだもの。歌声も素晴らしく綺麗で気持ち良くて、また寝そうになるも「いかんいかん!」と血まなこになりながら凝視。歌ってない時のしゃべりのアンさんも凄まじくかわいい〜。仕草とか。後半再登場の時かぶってたふりふり付きの帽子も・・・。嗚呼〜。
会場のCD売り場に畠山美由紀さんのCDも売っていたので、来てたりしてね〜、いやまさか〜、と言っていたら・・・ラストに畠山さんが本当に登場!なんで!?素晴らしすぎる!アンさんも畠山さんも姉妹みたい。同い年なんだよね。しかも畠山さんは気仙沼出身だったんだね、知らなかった。アンサリーは日本にいないからただでさえも貴重なライヴなのに、畠山さんまで本物を観られるとは・・・。鳥肌がたちました。もー言う事ないです・・・。
これで4200円なんて安いよ〜。交通
費込みでも〜。年の暮れにこんなに素晴らしいものを観られて本当によかった。
◆エリンレポート(
boardersより)
初めて生で聴くアンサリーの声はとても透明感があって、綺麗な声。じーーーん。。。鳥肌。。。
何とも可愛いアンサリー!動きも可愛い!
そして、畠山美由紀も登場し、ショーロクラブ、アンサリーとジョイント。
「きゃーー!!」こんな素晴らしいことはない。好きなアーティストを同時に見れるとは。
運を全部使い果たした感じだ。 やはり畠山さんの声は美しい。。。。
◆リョコレポート(
Rico0830より)
年末は念願のアン・サりー、ショーロクラブのライブで大感動して終わりました。(畠山美由紀さんがゲストという、最高のプレゼントつきでした)生の楽器と人の歌声にこんなに震えたのは久々だったので、本当に貴重なライブでした。
歌詞がわからないのに涙が出たのはビョークのライブ以来で、会場全体の場のエネルギーがすごくきれいで純粋で、自分まで浄化されたような感じ。心に残る一日でした。
◆山ちゃんレポート
ショーロクラブのライブというよりほぼアン・サリーが主役な感じですが。ショーロクラブ良かったですよ〜。ギター、バンドリン(マンドリンの仲間らしい)、ウッドベースというアコースティックでシンプルな構成。1曲目、ポロンと弦の音色が聴こえた瞬間にもうすでにうっとりしてしまいました。ブラジル調の曲で、繊細なメロディを奏でるギター、見てるだけでかっこいいウッドベース、3つの楽器によるハーモニーが素晴らしい。2曲目は圧倒的に美しいバラード。もうただただ美しい。ブラジルの音楽って基本的に人間讃歌なんだと思った。いのちのうた。この時点ですでに泣いてしまいました。 えっと、その後はまぁ割と淡々と進み(ちょっと寝てしまった)アン・サリーのレポは他の人に譲るとして、アンコール後にすんごいサプライズが待っていました。なんとショーロのニューアルバムに参加している畠山美由紀さんがスペシャルゲストで登場したのです。これはかなりびっくり。畠山さんボーカルの1曲、第一声の歌声が聴こえた瞬間、ぞわわわわわわ〜〜〜〜。一瞬にして全神経をグググイと引き寄せられました。体中の毛穴から0.1mmくらいのミニミニ山ちゃんがいっぱい飛び出してステージに飛んでいきました。そして山ちゃんはその圧倒的うたごえに釘付け。すごい。すごい。何と言ったらいいのかこれは。美しい。ただただ美しい、それ以外に説明する言葉がありません。ラストはアンサリーと畠山さんのデュエットまで実現するという、なんとも贅沢な事になりました。ホワイトキューブは音響も良く、気持ちの良い施設でしたし、素敵な演奏に、本当に音楽が好きなんだと思わせるお客さんたちの鳴りやまない拍手。とても素敵なコンサートでした。

>>ショーロ・クラブ公式ページ
「ショーロ」というのはブラジル地方にある音楽のジャンルのことで「ジャズ」とか「サンバ」とかと並列に「ショーロ」があるという感じでしょうか。で、ショーロ・クラブとは文字通りショーロを演奏する3人組。89年に笹子重治(ギター)、秋岡 欧(バンドリン)、沢田穣治(コントラバス) で活動を開始。以降、ほぼ年に1枚のアルバムリリースの他、様々なアーティストとのジョイントも積極的に行うなど、まさに縦横無尽の活動を続けています。