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what i think
2004年10月の日記


さんむい
2004.10.28
あー寒い。膝掛けしながら仕事する日々がやってきました。

こんな日はゆっくりお風呂に限るなぁ。
ちゃんと汗かくまではいろうっと。

そういえば昨日、庄司屋さんで新そばを食べました。
いつもはどちらかというと三津屋さんに行くことが多いのだけど、この日はたまたまお客さんと一緒だったので、一番の老舗がいいのではということになり、お連れしたのでした。

いやー。おいしい。甘味があって。
思えば、前回来た時は風邪をひいていて、鼻が効かない状態だったような...。

おいしいそば屋さんがたくさんあるっていうのは幸せだわね〜。

新そば巡りしたいわ。
山へ
2004.10.26
紅葉を見に、いつもとはちょっと違うルートで坊平方面へ。紅葉はやや終わりかけていたものの、やっぱり山へのドライブはすごく楽しい。坊平に着いて、お気に入りのスポットでお弁当を食べた。最初は寒いと思ったけど、背中に当たる太陽の光りがなんとも暖かくて心地よく、思わず二人してお昼寝。日光浴に満足して、それから山頂を目指した。めずらしく山頂付近も晴れていたのでお釜をちらっと見て、ささっと車に戻る。だってすごいんだよ、渋滞が。

去年の紅葉シーズンに通って大満足だった場所を目指してエコーラインを宮城側に下りたんだけど、我々と逆の山頂を目指す車線は恐ろしい渋滞。10Km以上は確実につながっていた。うわー気の毒、と思いつつ、こっちの車線は快適だもんねーと思いつつ、川崎方面へ。途中、ガガ温泉方面との分かれ道があるのだけれど、ほとんどの車は直進していくところをあえてガガ温泉の方へ。すると、素晴らしい一本道。人気も少なく、歩くのには最高。今年も落ち葉の上をカサカサと音をたてながら歩いて満足。

川崎町について、ゆぽぽという町営の施設で温泉にはいって帰宅。
楽しかった。
香り
2004.10.22
寒くなったねぇ。朝つらいねぇ。

なんか最近、香りって大切だなぁ、と思うことが多い。
友達にオーガニックハーブのバスオイルをもらってから、香りって、すごい!と体で感じてしまったのよ。
しかも香りは直接脳に届くっていうからね。

簡単なアロマテラピーのようなこと、はちょこちょこ取り入れてはきたものの、やっぱり本物はすごいなぁと。
本物っていうのは、私の中では、自然の成分だけを原料にして、伝統的な(繰り返し研究されつづけてきた)製法で抽出されたもの。

こう、余計なものを入れずにコトコト煮込んだ野菜スープを飲んだ時のような、なんともいえない安心感というか、幸福感というか。すぅっと体に入っていってじわ〜と染み入るような感じ。
が、するんです。

やはり、自然のものは、優しい。

休みの前の夜に必ず灯すラベンダーのキャンドルの香りも、ふわ〜っと、空間になじむように広がる。で、それにつられてすぅっと眠ってしまう。

なんか、時間のスピードさえ変わるような感じ。

女である以上、月の半分近くは下り坂のテンションで過ごすので、そんなときには香りのものでリラックスする。強ばっていた頭もゆるくなるし、とにかくほっとする。

さて、明日は休み。
さんむいね〜。
2004.10.17
いやー。寒い、寒いね。

久々の連休も終わってしまったよ!
何をしていたんだっけ。

あぁ、そうだ。
ダンのパパママが来日していたので、会いに行ったんだった。せっかく日本に来たんだから!と、はりきっちゃったんだった。
チカちゃんと相談して和菓子を食べてもらおう!ということになり、戸田屋さんで生菓子と落雁を、お茶屋さんでおいしい緑茶を買ってプラネットへ。
久しぶりに会ったダン&直子さんの子供のかわいさにノックアウトされつつ、ちょっとしたティーパーティー(ダンのパパがそう言ってくれた)となったのでした。お口に合うかしら、と心配していた和菓子も喜んでもらえて、緑茶も気にいってもらえたようですごく嬉しかった。おもてなしって楽しいね。
いつかロンドンに来る時は連絡くれよー、などと嬉しいことも言ってもらいつつ、楽しい数時間を過ごしたのでした。

あぁ、楽しい、こういうの。

その後チカちゃんとアジアごはんを食べ、田舎道を迷いつつドライブし、満足して帰宅。チカちゃんからもらったニールズヤードのバスオイルが夢のようにいい香りで、うっとりとしながらお風呂に入り、アマゾンで買ったDetoxに関する本をちびちび訳しながら読み、いつのまにか熟睡。

日曜はイベントの仕事で終日出たあと、夜フナコシとタリーズに行ってしゃべり倒した。夢を想像するのって楽しいねー、と大いに盛り上がる。イメージすることはすごく大切。

楽しい時間は自分で作るものなんでした。
思い出したんでした。
今の場所
2004.10.13
今日は午後から休みで、少しふらりとドライブしたあと家に帰った。風邪を引きかけているようで寒気がしたので、ウールの靴下を履いて、首に軽く巻物をして眠る。

起きる時間を決めずに眠ると、起きた時にとても気分がいい。特に今日みたいに少し具合が悪いときは尚更そうで、目が覚めると何か余計なものを振り切ったような、乗り越えたような、必要な直感を充電されたような、安定感のある気持ちになる。

少し夕飯を食べて、本を読み、ふらりとネットを見る。
なんとなく、過去のアーカイブを見直したりしていると、眠った後の断片化が正された精神の中に、いろんな感情が入り込んでくる。言葉では表すことはできないようなものが。無意識にどんどんそれを読み込んでいく。何も考えてはいない。

これから発売になる気になっている本をチェックしていると、いつのまにか鷺沢萌のページにたどり着く。10代の頃に夢中になって読んでいた作家だが、今年になって亡くなってしまった。そのことは知っていたけど、特にその詳しい原因を知りたい気持ちにはならなかったのだが、なんとなくそのページ読んで、少しだけわかったような気がした。目に留まったのは、「心の角質化」というコトバ。本来の自分なら感じられたハズのことが、その角質によって感じられなくなっていくこと、遠ざかっていくこと、への焦りや恐れ、だろうか。

今の自分に必要なのは、この角質を取り除くことだなぁ、とぼんやりと思った。何かを加えるのではなくて、取り除く。その中にある光る珠を取り出したい。というイメージ。

冒険を怖れない自分でいられたのは、持っているものが少なかったからだったのかもしれない。
今は、大切なものがある。だから今の場所からまた飛びたいと思う。らせんが昇ってくみたいに。

秋の夜長に。
伝える ということ
2004.10.08
言わなくても 通じる ことと、言わなくては 伝わらない こと が ある と思う。

言わなくても通じる ということの 幸せな感じ は 素晴らしい充足 を与えてくれるもの だ けれど それがすべて では ない。

どうしても伝えたい こと と ひとりで自分の中に しまっておきたい こと が あっていい のだから。

だから 伝えたい こと は ちゃんと 伝えたい。

ていねい に。
秋のせいかな
2004.10.07
なんだか今日はやる気が出ない。理由のひとつはたぶん、私以外の人たちが出勤していないこと。飲み過ぎらしい。なんだかばからしくなってしまったので、急ぎの仕事だけ片付けて、今日は適当に過ごすことにした。

最近、やっぱり私は雑貨やインテリアや外国が大好きでたまらないんだなぁと思う。昨日なんか、かわいらしい雑貨たちを雑誌で眺めながら泣きたくなってしまった。もっともっと、こういうモノたちに囲まれて暮らしたい。普通に。

吉本由美さんがOliveのムックのあとがきを書いていて、それを読んだらとてもせつない気持ちになった。時間が過ぎて行くことのせつなさと美しさ。誰一人、同じ場所に居続けることはできないんだよね。だから素晴らしいんだけれども。あの頃遠くに見えた世界に、憧れて憧れて、どれだけ憧れたことか。

eriちゃんのサイトを見て、ますますせつなくなった。この人の日記を読むと、いつもどっぷり呑込まれてしまう。知らない人なんだけど(Oliveには出てたけど)、生まれついた環境も全くもって違うんだけれど、同じ学校に通っていて、知ってる人も出てきて、なんか、うまくいえないけれどあの頃の私が見ていた世界の空気を強烈に思い起こさせる。今の私は全然違うところにいるけれど、やっぱりあの日々は強烈に自分の中に焼き付いているんだと、思い知らされた。無理に忘れようとしていたのかもしれない。

このあたりのモヤモヤした何かをしっかり見つめないと。
次に進む場所が見えてくるまで。
2004.10.06
読書の秋。今読んでるのは有元葉子さんの「日常茶飯事」。とても面白くて読むと無性に外国に行きたくなる。
あと、「旅する哲学」。これはネットで見つけたイギリスの作家の本。旅に出たいというのはどういうことなのか、という哲学。これもなかなか興味深い内容。
あと、今日Oliveのムック本を買ったのでそれも読みたい。Figaroも雑貨特集だし、Penの映画グラフィック特集もちゃんと読みたい。Home Sanctuaryも読み終わってない!

うわ〜。
でも眠くて途中で寝ちゃうんだよね〜。

お気に入りのカフェオレボウルでカフェオレでも飲みながら、つらつらと読もうっと。スタバで挽いてもらった豆がまだ残ってるハズだ。(YUKON/ユーコンブレンドおススメ。酸味が少なくて私でも飲めるのだ!)

あ。おでん作りたくなってきた。
クルーゼおでん。
いいかも。
金木犀
2004.10.05
友達とゴハンのあと、店を出るとふと、甘い香り。
今年はじめての金木犀の香り。
毎年、この香りに出会うと、あぁ、秋だなぁと思う。
なんだか懐かしい感じがする。

冷えた空気がぴんと張りつめている中で、時々甘い香りが漂う。大人びた気配を感じて、自分まで大人びた気分になる。気持ちがゆったりとしてきて、いつもより世界が優しく見える。

こんな日は、澄んだ気持ちで眠りにつく。
茶の味
2004.10.04
「茶の味」という映画を見ました。
ここ数年の日本映画ではダントツに面白かった。ものすごく自由な世界。みんなそれぞれ違う(結局は一緒だけど)宇宙の中で生きてるっていうのがとてつもなく魅力的に見えた。リトルテンポが手掛ける音楽も好きだったし、また見たい。

支離滅裂な自分がまたやってきて、あぁまたここ来ちゃった、と思った。そういう時に読むと大切なことを思い出す本があって、それを拾い読みしながら夜中まで起きていた。
例えば人が怒るとき、その感情の90%は過去の自分が解消しきれていない怒りのリフレインであって、あるきっかけでそれにクローズアップした状態なんだっていうことについてまた考えた。

なんともないところをぶつけても痛くないけど、ケガが治ってないところをまたぶつけたら痛い。

原因っていうのが必ずある。それを突き止めれば、多分それは消えるんだと思うんだけど。

ひとしきり考えた後、日本の庭に関する本を少し読み、その庭にいる自分を想像して元気をもらい、眠った。

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